2020年8月8日土曜日

2020年8月8日 今週のまとめ

雇用統計は良かったと思います。
ADPはなぜ悪かったのか疑問が残りますね。
ISM製造業、非製造業も概ね良好でした。

香港を起点にして米中関係が悪化しています。
これはマイナス要因です。

ユーロはユーロ高のけん制が入るなどの噂はありましたが、
結局何も起こらず上を目指しています。

  • ドル円
週明けから下げていましたが、
雇用統計の結果を受けて上昇しました。
経済が良ければドル供給が減るのでドル円は上と言えるかな。

  • ユーロ円
125円を上回ってさらに上を目指すかと思いきや、
125.5円は超えてこれませんでした。

  • ユーロドル
再び1.19で返されました。
1.19が強い抵抗として意識されています。

2020年8月7日金曜日

2020年8月7日 23時

雇用統計は概ね良い結果。

ドル供給の減少と見るとドル高のようです。


  • ドル円

106円まで上昇。

106円でいったん跳ね返されたので、抜けてくれば上に強そうです。

  • ユーロ円
結局125円割れなので125円から売っていくでもなんとかなったようです。

  • ユーロドル
再び1.17台まで下げました。まだ下げても1.17から上げてきそうです。

2020年8月6日木曜日

2020年8月6日 0時

円安進行でしたがADP雇用統計の結果が悪かったのでドル安。
ドル円は下落となりました。
一方、ISM非製造業は予想を上回りました。

  • ドル円
ADP雇用統計にそこそこ反応したと思います。
金曜日の雇用統計の結果にも警戒したいですね。
ADPの逆をいくことも多々ありますが、とりあえず悪い結果が意識されそう。

  • ユーロ円
125円を超えてきました。
ドルに対してまだユーロが強いようです。
125円から売る方針を考えていましたが考え直しですね。

  • ユーロドル
再び1.19をつけました。
1.19を上回ってくるかが争点ですが、
ファンダメンタルで何か無い限りまだ上を目指しそうです。

2020年8月4日火曜日

2020年8月4日 0時

いまいち動いてきません。
ISM製造業は予想よりやや良し。
雇用統計もやや良い感じになりそうですかね?

  • ドル円
あんまり動いてこず。
下げ圧力は和らいでいる感じはします。

  • ユーロ円
124円台でレンジになって欲しいなという期待はあります。
124円で買って125円で売るを繰り返したい。

  • ユーロドル
1.17から拾っていくのは強いかもしれない。
1.19からトレンドが下だとするとガンガン下がりそうなので、
1.17割れから損切りは入れておきたい。

2020年8月2日日曜日

2020年8月2日の考察

雇用統計週です。
雇用統計については結果を見てから判断が無難でしょう。

それよりは先週末からの最後に大きく調整した動きを継続するのか、
また本来の動きに戻るかどうかでしょう。
大きい動きになってきたので短期で取りに行くなら良い機会。

  • ドル円
104円で大きく拾われましたので100円を割るような動きはまだ先でしょう。
そのまま107円に戻すのについていくか再び下げたところを拾うかのどちらかで。

  • ユーロ円
124円を超えてきました。
円高進行なら125円から売っていく、
ユーロ高継続なら124円から拾っていくような流れで。
124円をあっさり下回る動きは見えにくいですので124円割れで損切り考慮。

  • ユーロドル
先週からの流れが継続なら押し目買いで上についていく作戦は有効。
FOMCを節目にもしくは雇用統計前でドルが買われる展開に変わったとすると、
ドルが買われてユーロドルが下げていく可能性も考慮したい。
先週はドルが弱かったですが一定の買い戻しがあってもいいですからね。

2020年8月1日土曜日

2020年8月1日今週のまとめ

FOMCは新型肺炎の拡大を受けて政策の変更があるかと思われましたが、
経済の先行きは不透明で必要に応じて緩和を継続で変わりなしでした。

一方、復興基金成立後のユーロ高は勢いが強くユーロドルは1.19まで上昇。

  • ドル円
FOMC前から下落、FOMC後は104円まで下げましたが106円まで戻す。

  • ユーロ円
124円より上が硬かったのですが125円まで上昇。

  • ユーロドル
1.19まで大幅に上昇しましたが1.17まで下落して引けました。
個人的には東京時間やNY時間でも大きく動いたので、
短期買いで取れる時間が短かったのが残念でした。

経済学の覚え書き

経済学は一見胡散臭いのですが、経済学が世界経済を変えてきたのも事実です。
経済学について簡単にまとめていきます。

・重商主義

金など資産の蓄積が富をもたらすという考え方。輸出は推奨するが、輸入は関税をかけて制限する。売って金などの資産を集め、買わずに流出を防ぐ。

・古典派経済学

アダム・スミス、トマス・マルサス、デヴィット・リカード、ジョン・スチュアート・ミルが有名。価値は労働によって生み出されること。分業による効率化を推奨。経済は市場に利益を追求させれば「見えざる手」により成長する。政府は独占などの偏りを是正する役割が必要。重商主義が見直され自由貿易が普及するきっかけとなりました。

・マルクス経済学

古典派経済学は価値は労働によって生み出されるとしたが、カール・マルクスは労働には資本家に奪われる余剰価値があることを指摘した。また、労働の効率化は労働者を不幸にすることを主張。資本家と労働者という階級格差の撤廃が必要であることを説いた。資本主義の批判である。経済活動が利益を追求すると必ず格差が生じ、格差への不満が多い時代にはマルクス経済学は決まってバカ受けする。

・限界効用理論

ひどくのどが渇いた人は1杯の水を100円で買うかもしれないが、2杯目の水の価値は100円よりは下がるであろう。物の価値は人の満足度によって変化するというような考え方を限界効用理論と言います。カール・メンガーが有名。古典派経済学では価値は労働であるという考えを改めました。考え方は単純ですが、この考えを従来の古典派経済学に組み込んで研究し直したところが重要です。また、限界効用理論は数学の微分を適応することが可能で、数学を利用する一面が後の新古典派経済学に発展したのかもしれません。

・新古典派経済学

ウィリアム・スタンレイ・ジェヴォンズ、レオン・ワルラス、ヴィルフレド・パレートが有名。利益を追求することは古典派経済学と変わらないが、理論だけではなく経済を数学を用いて具体的に説明した。これ以降の経済学は数学ができなければ理解できないほど複雑化した。

・ケインズ経済学

利益を追求する古典派、新古典派の経済学は特に問題がないように思えたが恐慌は起こってしまった。1929年の大恐慌を発端にジョン・メイナード・ケインズによるケインズ経済学が注目される。新古典派経済学の考え方では恐慌時には経済の収支を見直し長期的に経済を立て直すことを目指すが、ケインズは政府の早急な財政支出で経済を立て直すことを主張した。その意味では新古典派経済学の考え方とは真っ向から対立する。ケインズ経済学はスタグフレーション(インフレと不況の同時進行)が数回経験されたこともあり批判されることもある。

・新古典派総合

ケインズの指摘により、新古典派経済学にケインズの理論を数学に組み込もうとしたのが新古典派総合となる。新古典派経済学を改善したものといえるかもしれないが、成果があったかどうかは定かでない。

・ケインズ以降の経済学

大きく分けてマルクス経済学、新古典派経済学、ケインズ経済学の3つが存在すると考えられる。マルクス経済学については資本主義の否定であり、間違いが指摘されることも多く主流ではないと考えられる。新古典派経済学についてはビッグデータやコンピューターを用いたより高度な分析が進行している。ケインズ経済学に関してはこと不況の際の政府の対応方法の研究として進行している。それ以外には、ゲーム理論を元にしたものや、心理学を元にした行動経済学が新古典派経済学の延長として存在する。