2022年10月12日水曜日

2022年10月12日 21時

明日は米CPIの発表です。
予想は前年同月比で8.1%ですのでインフレ自体は後退の見込みです。
11月、12月の利上げに影響を与えそうなので注目です。

  • ドル円
145円台で為替介入が予想されていましたがありませんでした。
介入が無い限りジリジリ下げるのかなと思います。
明日のCPIもよほどのことがない限り下げてもそこから上だと予想します。

  • ユーロ円
ユーロも円に比べればまだまだ強いようです。
ただし、144円より上は重たいですし、上回る力もなさそうです。
ECB理事会があれば注意したいですが、高いところから売るほうでいきたい。

  • ユーロドル
0.97から下げ止まっているが基本は下げ。
FRBが利上げを減速させるまでは上目線は厳しいか。

2022年10月9日日曜日

2022年10月9日 22時

米雇用統計は良好でドル円は上昇となりました。
今週は米CPIでインフレが続くのかどうかですね。

  • ドル円
145円台ですが週明けの為替介入には気をつけたいところです。
上に上がる見込みでついていくのは短期なら良いと思います。

  • ユーロ円
144円の高値を超えられませんでした。
下は下げ余地が大きいので上げの材料が無ければ下げるのかな。

  • ユーロドル
1.0を超えられずに折り返して下へ。
1.0が上限の目途になるなら1.0から下げる展開が続くのかなと思います。
米CPIでサプライズが無い限り下への流れは変わらないかと。




2022年10月6日木曜日

2022年10月6日 22時

明日は米雇用統計。

  • ドル円
上を狙うも145円のラインが強いようです。
米雇用統計でいったん下がれば買い支えが入りそうです。
上がれば介入を警戒し、介入がなければ上へ突き抜けるかもしれません。
上に抜ければそろそろてっぺんと予想して売るのもありそうです。

  • ユーロ円
なぜかまた上がって144円まで上昇しました。
しかし高値は更新できず跳ね返されて下へとなりました。

  • ユーロドル
1.0に戻す手前で下に折り返しました。
ドルが弱くならないと上には行きそうにないですね。
ECB理事会があると一時的にユーロ買いも発生しそうなので注意したい。

2022年10月2日日曜日

EUR/USDについて

当ブログ1000件目の投稿になるので書いてみます。

EUR/USDはUSD/JPYのように円基準でないので日本人にはわかりにくいと思います。
よって、ここでわかりやすく解説してみます。

世界の基軸通貨はドル(USD)であり、ドル基準で取引が行われます。
ユーロ(EUR)は世界で2番目に取引量が多いですが基軸通貨ではありません。

EUR/USD=1.0の場合を考えます。
これは1ユーロを1ドルで買えるということを意味します。
つまり1ユーロと1ドルの価値が同じということですね。
EUR/USD=2.0になると、1ユーロを2ドルで買えるという意味に変わります。
1ユーロを買うのに2ドル必要なので、ドルに対してユーロの価値が上がったと言えます。

EUR/USDの場合、分母の通貨で分子の通貨を売り買いすることになります。
つまり、まずドルを用意して、そこからユーロを売ったり買ったりすることになります。
日本の通貨は円(JPY)ですからまず円をドルに変換する必要があります。

EUR/USD=1.0のとき、USD/JPY=100円なら1ユーロの売り買いに100円必要です。

実際に1万通貨単位の取引を行う場合を考えます。
1万通貨単位であれば1万ドルの取引になりますので、
EUR/USD=1.0のとき、USD/JPY=100円なら100万円の資金が必要です。
FXの場合25倍のレバレッジがあるとすると資金は実際に4万円です。

1万通貨単位を買った場合、EUR/USD=1.0000が1.0001になったとします。
この場合、USD/JPY=100円なら上昇ぶんの利益は100円になります。
EUR/USDでは1pipsを0.0001としますが、この場合は1pipsが100円ともいえます。
もちろんUSD/JPYが変動すればEUR/USDの1pipsが何円かは変動します。

さて、個人のEUR/USDの取引について考えていきます。

まず買いについて考えます。

EUR/USD=1.0(1ドルが100円)であった場合、
まず100円で1ドル相当の1ユーロを買ったことにします。
為替が変動して、EUR/USD=2.0(1ドルが120円)になれば、
1ユーロは2ドル相当なので、円に換算すれば240円になります。
よって、差額の240-100=140円が利益になります。

次に売りについて考えます。

EUR/USD=1.0(1ドルが100円)であった場合、
まず100円で1ドル相当の1ユーロを売ったことにします。
為替が変動して、EUR/USD=2.0(1ドルが120円)になれば、
1ユーロは2ドル相当なので、円に換算すれば240円になります。
この場合は差額の返済になるので、差額の140円が損失になります。

USD/JPYの変動によっても損益は影響しますので注意しましょう。

FX会社はこのあたりをどのように取り扱っているでしょうか。
FXで通貨を買う、売る場合には両方とも返済の義務を買うという扱いになります。
買いも売りも価格が変動したら損得があり、必ず決済する義務があるということです。
この場合、顧客の利益が増えれば、他の顧客の損失と相殺することもできますが、
顧客側の利益が大きい場合には、FX会社は顧客側の利益ぶんだけ損をします。
そうならないようにFX会社は市場で顧客と同等の実際の取引を行います。
FX会社が行う実際の取引のことをカバー取引といいます。

FX会社はカバー取引を金融機関に委託しています。
カバー取引の割合についてはFX会社によって異なるようです。

金融機関は必要な外貨を調達するのが仕事ですから、
必要な通貨で必要な通貨を買うなどの取引を実際に行います。
金融機関の取引の詳細はよく知りません。

EUR/USDに関わらずFXではスプレッドがあります。
スプレッドとは売りレート(BID)と買いレート(ASK)の差の開きのことです。
スプレッドは手数料の意味もありますが、
急激な値動きをする場合にカバー取引が追い付かない場合があります。
その場合の補償とも言われています。

EUR/USDで+1000円で利確し、-1000円で損切りする計算を考えます。
USD/JPYは110円前後で変動を想定しますが、計算では110円で固定とします。
EUR/USDの通常スプレッドは0.4pipsとします。

+1000円で利確を狙う場合を考えます。

EUR/USDのBIDが1.00100、ASKが1.00104であるとき、
1000円の利益を得るには1pips110円が0.0001なので、
1000割る110で9.1pips程度、つまり0.00091の上昇が必要です。
買ったときのASKの値に9.1pipsを足した値がBIDの値になったときに売ります。
よって、EUR/USDのBIDが1.00195、ASKが1.00199のときに売ります。
1.00104で買って、1.00195で売るわけですが、
実際には0.00095の上昇値動きが必要になります。

-1000円で損切りする場合を考えます。

EUR/USDのBIDが1.00100、ASKが1.00104であるとき、
1000円の損失は1pips110円が0.0001なので、
1000割る110で9.1pips程度、つまり0.00091の下落で発生します。
よって、EUR/USDのBIDが1.00013、ASKが1.00017で発生します。
1.00104で買って、1.00013で売るわけですが、
実際には0.00087の下落の値動きで損切りとなります。

以上のように目的の損益金額の注文を入れたい場合には単純に円からpipsを計算して、
そのpipsだけ上で利確、下で損切りとすれば良いです。

逆に、買った位置から10pips上で利確、10pips下で損切りとすると、
そのときの差は0.8pipsになりスプレッドの倍の差がでることになります。

スプレッドがあると予想外に損をしていることがわかります。

上昇と下落が同確率のランダムウォークでシミュレーションすると、
0.4pipsのスプレッドの効果で勝率は50%から47.8%程度に下がるようです。

2022年10月1日土曜日

2022年10月1日 15時

昨日の米PCEデフレーターはインフレ進行の結果となりました。
しかし、予想の伸びに届かなかったためドル売りで反応になったようです。

  • ドル円
いずれ下がるなら売りのほうが利息より差益で有利という声も聞くようになりました。
ただ、短期での買いはまだいける気がします、下がったときに損切りを忘れずに。
145円あたりは為替介入を意識した動きになるでしょう。

  • ユーロ円
ユーロはECBがどれくらいインフレと戦うのかが見えてこないので予想は難しい。
冬が近づいてエネルギー価格がどの程度になるか読めないのも一因。

  • ユーロドル
英国での波乱も影響して大きく下げる局面もありました。
トラス政権の政策がどれくらい支持されるのかも意識しておいたほうがいいかもしれません。

2022年9月27日火曜日

2022年9月27日 20時

ドル円は安定の上昇ですが145円あたりで再介入があるのかどうか。
欧州はECB理事の発言もいくつかありましたが、
データ次第で利上げが必要との発言はあるものの踏み込んだ発言はありません。

  • ドル円
FOMCと日銀会合の結果からすると上だと思いますが、
為替介入の可能性で上げ渋っていると思われます。

  • ユーロ円
139円で横ばいになっています。

  • ユーロドル
一段安になりました。
ECB理事会はまだ利上げするようなので上げる局面もありそうですが、
米の利上げも続きますからドルの優位は続きそうです。

2022年9月24日土曜日

2022年9月24日 23時

FOMCに為替介入と大きなイベントが続きましたが。
英国ではトラス首相が緩和政策を打ち出して混乱しています。
利上げで引き締めの最中に緩和政策発表でポンドは大きく下げています。
トラス政策には賛否あるでしょうが、為替の専門家は批判しそうなので、
為替の情報だけ見ていると愚策にしか見えないかもしれませんね。

  • ドル円
為替介入が入ると円売りで対抗するロボットが作動しそうです。
最初の介入は5円下げましたが、次からはいろいろ対策されるでしょう。
瞬間的な大きな値動きには対応する必要がありそうですね。
まだまだ大きなトレンドが上というのは変わらず。
しかし、いつかはトレンドが下になるという予想も変わっていません。

  • ユーロ円
円買いに対応できているのはドルだけで他は概ね円に対して売られています。
ドル以外の通貨は下げて終わっているので、月曜から買い戻されるか注目です。
ユーロ円は135円程度まで下げる余地はあるので注意したい。

  • ユーロドル
ドルのひとり勝ち状態です。
欧州も1.0を割り込んで黙っていないとは思うのですが、
何をしてくるのかはわかりません、ECB理事の発言などには注意したい。