今週はECB理事会の週です。
ECB理事会は引き続き新型肺炎の経済への影響が議論されるでしょう。
ラガルド総裁はいまのところ経済に対して最善を尽くすという方針はあるものの、
ドラギ前総裁のように発言で為替を大きく動かすようなことはしなさそうです。
ラガルド総裁は為替レートがインフレ目標の達成を妨げていると発言していますが、
意図的にユーロのレートを下げるような手段は選択しないように思います。
おそらくユーロのレートが下がるとすればドル高かユーロの信用低下でしょう。
よって、今回のECB理事会は大幅なユーロ下落は無い想定で考えます。
欧州の夏時間は冬時間へ切り替わります。
翌週は米選挙、FOMC、雇用統計での大変動が予想されます。
例えば、ドル円で言えば100円程度までの下落や108円までの上昇など
考えられないことはないので慎重にいきましょう。
- ドル円
米選挙が終わるまでは大きな動きはないでしょう。
104円から106円までのレンジの考えで変わらずです。
米選挙前なのでポジションは控えたい。
- ユーロ円
下は123円が底堅いようです。
ECB理事会では大きな動きはないと予想します。
動いても100pips程度ではないでしょうか。
再び125円をつけたら売っていくのはありだと思います。
- ユーロドル
ECB理事会と米選挙前で分かりやすく大きく動けば取りやすいですが、
動いても1.17から1.19あたりでの動きを予想します。