FXに関する統計データです。
元データはWebから拾ってきたものです。
日本のFX口座数は約600万口座。
そのうち実際に稼働している日本のFX口座数約100万口座。
稼働していない口座がかなり多いです。
1人で複数口座を稼働している人もいるでしょうから、
人数で換算すると稼働人数は60万人程度と言われています。
株は日本人の10人に1人は持っていると言われますので、
株式に比べるとFXはかなり少数派と言えます。
ただし、FX人口の世界全体からみた日本人の割合は約60%と多いです。
これは日本以外では個人でFX取引をする人はほとんどいないということです。
ちなみに、よく言われる「9割以上がFXで損をし撤退する。」の根拠は見つからず。
この根拠となった元データを探しています。
600万口座があって60万人しか稼働させてないのなら、
だいたい9割が撤退したんじゃないの?という安易な推測でないのを祈ります。
次に、全世界で見てみます。
各国の取り引き額を順位付けすると以下のようです。
1位:イギリス 約40%
2位:アメリカ 約20%
3位:シンガポール:約6%
4位:日本 約6%
5位:香港 約4%
6位:スイス 約3%
7位:フランス 約3%
8位:オーストラリア 約3%
9位:オランダ 約2%
10位:ドイツ 約2%
上位の10位までで世界全体の約90%を占めます。
また、イギリスとアメリカで半分以上を占めることがわかります。
アメリカよりもイギリスのほうが多いというのは意外です。
取引量の多い通貨ペアを順位付けすると以下のよう。
1位:EUR/USD 約24%
2位:USD/JPY 約13%
3位:GBP/USD 約10%
4位:AUD/USD 約5%
5位:CAD/USD 約5%
意外にドル円が多いのがわかります。
通貨ごとだと、
1位:USD 約44%
2位:EUR 約16%
3位:JPY 約11%
4位:GBP 約6%
5位:AUD 約3%
取引額は英国と米国が多いのですが、
実際に取引が多いのはドルがダントツで次にユーロ、円です。
5位までの通貨で全体の80%が取引されています。
為替取引している業種は次のようです。
1位:大手銀行 約40%
2位:中小銀行 約25%
3位:機関投資家 約12%
4位:ヘッジファンド 約8%
5位:事業会社 約7%
為替取引を行う業種は3分の2程度が銀行であることがわかります。
取引理由はドルを調達などの実需もありますが9割がたは投機と言われています。
為替取引量の多い銀行ランキングは以下のようです。
1位:JP morgan(米国) 約12%
2位:UBS(スイス) 約8%
3位:XTX Markets(英国) 約7%
4位:Bank of America(米国) 約6%
5位:Citibank(米国) 約6%
XTX Marketsは銀行ではありませんが、
コンピューターを用いた為替取引で巨大銀行並みの取り引きを行っています。
5位までで全体の40%を占めます。
まとめ
為替取引の中心は米国、英国である。
日本、香港、シンガポール、欧州諸国でやや取引がある。
中国、インド、ロシアなど他の国では為替取引はほとんどない。
通貨としてはドルが主で、他にユーロ、円、ポンドで大多数を占める。
それ以外の通貨は為替取引という意味ではすべてマイナー。
為替取引の多い業種は銀行である。
日本は世界から見ると個人取引の人口が圧倒的に多い。
しかし、日本全体で見るとかなりの少数派である。